中国旅2:内モンゴル フフホト ~ お兄さんが東京にいるよ ~
中国旅2:内モンゴル自治区 ~ お兄さんが東京にいるよ ~
はじめに
こんばんは。Q-mangです。
何事も続けることは大事とよく言いますが、続けて見ないとわかりません。ということで3日目です。
今日は昨日に続き学生時代に中国を旅した時のお話です。今回は留学中の夏休み(約1ヶ月)を利用し「ベースキャンプ(蘇州)→北京→内モンゴル(フフホト)→太原→大同→西安→ベースキャンプ(蘇州)」を旅した時の「内モンゴル(フフホト)」を紹介します。やはりお金ない学生ですので、すべて当時の鉄道で移動です!
内モンゴル自治区:フフホト(呼和浩特:fuhehaote)駅到着!
1ヶ月の夏休みなので、社会人の今では難しい1ヶ月ずっと中国旅行に出ました。
留学中だったので、自身の語学力修行もかねて。蘇州を出発し17時間で北京到着。その後北京で3,4日過ごし、11時間鉄道に乗りこの記事の目的地「フフホト駅」に到着。そこで孤独な旅に追い討ちをかける試練が待っていました。この土地に来たのは内モンゴルの草原に行くこと、それは外国人観光客の大半の目的なんでしょう。駅を降りてまずはホテル探しを考えていたところ、导游(daoyou)=旅行ガイド と名乗る十数人の男性達に囲まれました。まあ日本人若造が一人で駅から出てきたから”カモってやろう”という感じがぷんぷんで、その自称ガイド達が競うように「俺について来い、任せろ」と次から次へと誘ってきます。僕は中国語ある程度聞き取れてましたが、あえて分からないふりをして顔が一番やさしそうな1人のおっさんについて行く事にしました。どうやって騙されるのかな?とか考えながら。
泥棒がたくさんいるんだとさ
そのおっさんガイドに紹介してもらったボロボロのホテルにチェックインしました。そこでそのおっさんガイドも「これから草原、砂漠ツアーの旅程、料金の話をする」ということで一緒に部屋に入ってきました。ただ、そのおっさんガイドの友達と名乗る別の5~6人のおっさんも部屋に入ってきました。なんでやねん!!(さすがに恐怖を感じた瞬間です) おっさんが自分の泊まる狭い部屋に約7人座ってるなんてのは恐怖でしかない。僕のおっさんガイドをトイレに連れて行き、そこで中国語が話せることを暴露し、あなた以外のおっさん達に出て行ってもらうように言うように依頼。中国語が話せる僕に驚きつつ、僕のおっさんが他のおっさん達に何かを伝えて出て行きました。メインのおっさんと2人きりです。まあよかったと胸をなでおろしていると、「今出て行ったやつらは知り合いだが、皆泥棒なんだよ、おまえの荷物を狙っていた」とさらっと教えてくれました。「あなたも泥棒ですか?」と中国語できいたら「違う」との返事(信じれるかい!!笑) 。
価格交渉は目を見る
「おまえは中国語はなせるし、もう友達(朋友:ポンヨウ)だから、草原+砂漠ツアーで1泊2日 1,300元=約19,500円でいいよ。安いよ。」から始まって、交渉を経て最終300元程度=約4,500円になりました。 その時僕が使った交渉はおっさんの目をみて大きく低い声で「不要骗我,没钱(騙さないでくれ、金がない)」をくりかえし言い続けた結果です。おそらくおっさんからしても変な日本人の若者と思われてたんだろなと思います。僕自身その当時は茶髪でゆるゆるの服着てるような輩でしたので。笑
草原と砂漠には感動
ここまではおっさんの記事になってますが、草原と沙漠はそれは壮大で。。。
写真はっときまーす。昔の写真なので色あせてて伝わらないかもですが。(そこ簡単にすませます)
おっさんとの別れ
実はそのツアーはおっさんと出会ってから出発する時には別の観光客も合流していて香港のおばさん、ドイツ人の若者等6人程度で一つのパオで寝ました。ツアー自体はまともで、夜は宴で人生初白酒(Bajiu:バイチュー)を飲み、夜空の星がくるくるまわってました。
そんな怪しくも楽しい、1泊2日の草原、沙漠ツアーからフフホト駅に戻ってきました。おっさんガイドもつきっきりでアテンドしてくれて、実は良い人ではと最後には思えてきました。そして僕は次の目的地「太原」に行くのでおっさんガイドと別れの挨拶をしました。最後におっさんが僕に放った一言、しかも日本語で「ワタシノオニイサンガトーキョー二イルヨ」が忘れられません。(なぜ別れの時に?それは日本人を騙し、信用さすためにもっと早く言うコメントでは?それとも本当にお兄さんが東京にいたのか?)
おしまい
今の気持ちを中国語で
导游说的哥哥是表哥吗?哎哟,无所谓啊!!
次回予告
次は別ジャンル書いてみます。
ではでは
フフホト市
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%95%E3%83%9B%E3%83%88%E5%B8%82